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大学入学共通テスト試行調査【現代社会】

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センター試験とのちがいは?

センター試験では各大問にリード文または会話文があり、下線部が引かれています。そのリード文がなくなり、新聞の見出し、判決文、訳文の一部、会話文と多様になり、下線部も第3問・第5問のみしかありません。また、センター試験と大きく変わったのが出題内容です。センター試験では正誤問題が中心でしたが、今回の試行調査では思考力を要する問題が多くなっています。特に、空欄補充の組合せ問題が増えたことで、文章を読まないと解けなくなっています。

特徴的な問題をピックアップ!

第3問の問3です。討論を題材にして、どちらの意見や考え方かを選択させ、それに即して、適合する選択肢を選んでいく問題になっています。単なる暗記ではなく、それぞれのメリット・デメリットを把握していなければ答えられない問題なので、暗記でありながら、思考力も問われる問題と言えます。また年代順の並び替え問題も、単に出来事などが記載されていてそれを並び替えるのではなく、空欄補充になっています。

さらに、第2問の問5の出来事と出来事の間に出来事を入れていく空欄補充は、これまで出題されていません。年号を正確に把握していなければ解答できないだけでなく、出来事も国際経済と国際政治に関するもので、世界史受験者は学習しているのでよいですが、そうでない受験者にとっては苦手とする単元なので難問に感じると思います。

最後に裁判例の問題はこれまでも出題されていますが、判決文の並び替え問題は出題されていないタイプです。問題文にヒントが書かれていますが、比較的長い文章を並び替えるので、読解力が問われます。判決文を暗記することは不可能なので、暗記だけの勉強から脱却しなければなりません。

求められる力・学習で意識すべきこと

センター試験に比べて、文章(会話文を含む)と資料が多くなったことで、試験時間に余裕がないように思われます。文章や会話文を読まないと解答できない問題も多くなったので、短い時間で文章を読んで理解できるかが重要となります。

新テストのための勉強法

図やグラフが多くなっていることを考えると、これまで以上に図やグラフに注目し、数字だけでなく、他国との比較や時系列の変化など細かいことを読み取っていく必要があります。特に、受験生が苦手とする経済分野については、時間を割いて勉強しなくてはなりません。また、出来事についても、年号を暗記するようにしてください。