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大学入学共通テスト試行調査【政治経済】

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センター試験とのちがいは?

センター試験では各大問にリード文または会話文があり、下線部が引かれていましたが、リード文や会話文ではなく、説明や年表、テーマ、資料になり、下線部も第2問・第4問のみしかありません。そして、何よりセンター試験と大きく変わったのが、出題内容です。センター試験では正誤問題が中心でしたが、今回の試行調査では空欄補充の組合せ問題が多くなっています。また、各設問に文章や会話文が付され、さらに表やグラフなどの資料が添えられています。

特徴的な問題をピックアップ!

第1問の問5ですが、最初に図が与えられているので読み取り問題のようですが、実は3つの文章の正誤の組合せ問題になっていました。3つの文章の正誤を判断するときに、細かい知識が求められていて、「ユーロ導入国」・「核兵器保有国」・「連邦制」の国が分かっていなければ、判断できません。ユーロ導入国のフランス・ドイ ツ、核兵器保有国のフランス・イギリス・アメリカは判断できるとして、最後の「連邦制」は馴染みがないので、 判断が難しいと思われます。連邦制はセンター試験で出題されたことがあり、それを踏まえて試行調査で出題したと考えられます。ちなみに、アメリカ・ドイツが該当します。

また、第3問の問1、第4問の問6は年代順の並び替え問題ですが、3つと4つを並び替えるので、出来事の年号を正確に覚えておかなければ、正解に至りません。現在のセンター試験では、3番目のものを選ぶ問題ですが、それより難易度は高いと言えます。最後に、第2問の問7は思考力が問われる問題でした。排出量取引を題材に、2つの方法と条件から、最も低コストで削減できるものを判断する問題です。教科書や参考書の勉強では解けないだけに、受験生にとっては厄介な問題と言えます。

求められる力・学習で意識すべきこと

センター試験に比べて、文章(会話文を含む)と資料が多くなったことで、試験時間に余裕がないように思われます。また、文章や会話文を読まないと解答ができないので、暗記中心から読解力中心になったと言えます。

新テストのための勉強法

センター試験に比べて図やグラフが多くなっていることを考えると、用語を暗記することは当然のことながら、 図やグラフについても今まで以上に確認しなければなりません。数字を見るだけでなく、そこから読み取れる事柄や他国との比較なども考えながら勉強する必要があります。特に、経済分野の図やグラフなどは、そのときの出来事と関連させ、さらに年代ではなく正確な年号も暗記するようにしましょう。