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大学入学共通テスト試行調査【物理基礎】

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センター試験とのちがいは?

身の回りの現象と、物理基礎の学習内容とのつながりを従来よりも強く意識できる出題でした。また、解答には必要ない物理量の情報が問題文中やグラフ・表中で与えられたため、問題文中に記載されている情報について要不要の選別が必要でした。会話形式の問題なども追加され、全体的に文章量が増えていました。また、実験データを用いた読み取り・解析問題が増加しました。全体としては計算量が減り、文系が受験する問題としては、従来のセンター試験より易化していたと思われます。

特徴的な問題をピックアップ!

「小麦粉に少量の食塩と炭酸水素ナトリウムを加えて水でといた『ケーキ生地』を電流による熱(ジュール熱)で焼く実験」を題材として、物理基礎で学ぶ「オームの法則」「消費電力」「ジュール熱」「水の状態変化」についての理解を問う出題がありました。見慣れない2種類の実験データから、計算・解答に必要なデータを読み取ることができるかが問われました。

求められる力・学習で意識すべきこと

まずは検定教科書にも記載のある「身の回りの物理現象」について理解ができているか、正しい用語を用いることができるかを問われていました。公式や法則を正しく理解し、それらについて定性的な理解ができているかが点数を決めたと思われます。「定性的な問題文の表現を、正解を選択する際に定量化しなおして考察しなければならない問題」が、従来の計算問題よりも難化したように感じました。用語・公式・法則については、今まで以上に正確に教科書どおりに把握しておく必要がありました。また、問題文全体を「先入観なく記載してある通り」に読解する必要がある問題も散見されました。

試行テストで高得点するには!

文字数の多い問題文を読み、情報の取捨選択を正しく行えるよう、「解き方を覚えてしまう」ではなく「読んで解く」ことを意識しましょう。また、問題を解く際には「答えが合っていれば良い」ではなく、その根拠を正しく他者に説明できるかどうかを確認しながら指導をします。また、従来以上に日常生活でみられる物理現象を題材にした出題が目立ちましたので、教科書に記載してある身の回りの現象についてのコラムなどを熟読・理解しておきましょう。