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大学入学共通テスト試行調査【物理】

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センター試験とのちがいは?

具体的な反面、見慣れない状況設定での出題が多く見られました。また、解答には必要ない物理量が問題文で与えられる出題(ex.第4問の問2での銅の音叉の振動数)など、問題文中の情報について要不要の選別が必要でした。さらに、「適当なものを全て選ぶ」という従来のセンター試験には無い形式での出題がありました。それ以外には、グラフや表で示された実験データに基づき考察する問題や、物理でよく用いる近似的な思考が必要な問題が出題されました。また従来のセンター試験の主要問題である、文字式での計算を中心とした問題の出題分量は全体の30%程度と減り、数値計算以外の、図やグラフの選択、や正しい語句の選択などの出題分量が増加しています。一つの単元の問題中に、他の単元の知識も必要となる融合問題が増加していました(電磁気+波動、電磁気+力学など)。

特徴的な問題をピックアップ!

第4問「エレキギターを題材とした電磁誘導に関する考察」を題材とした出題がありました。電磁誘導によって生じる電圧や弦の振動について、振幅や周期・振動数の定義や関連性を正しく把握できていないと正解できないグラフ問題が出題されました(具体的には「弦を強くはじく」→「弦の振幅大」→「電圧の振幅大」であり、弦や電圧の振動数は変化しない、ということが整理できるかが問われた)。

求められる力・学習で意識すべきこと

出題された具体例が、物理法則のうちどれを用いて考える問題なのかを検討する力、言い換えると、具体的なものを抽象化して考える力が要求されました。また、現行のセンターよりもさらに「言葉/物理量の定義」が正しく把握できていないと高得点できない出題になっていました。

試行テストで高得点を取るには!

「どれを用いて考える問題なのか」これを瞬時に判断できるようになるためには、抽象的な「理論」と具体的な「実践」 を一体化した指導が必要です。これは従来研伸館で行ってきたことです。理論講義では「なぜ?」を徹底的に追求し、その上で、問題解説講義において、理論講義で学んだ法則理論、そして言葉の定義を、問題を解く流れの中で定着させていきます。また、「言葉の定義」をより意識しないと解けないような教材や、「表やグラフのデータ分析」に慣れるための教材があると鬼に金棒です。