大学受験ガイドロイヤルナビ

東大・京大・阪大・神大などへの現役合格生を輩出している研伸館(現役高校生対象大学受験指導塾)が発行している大学受験ガイド

先輩からのメッセージ「『医師』という夢の叶え方①」

7/14(日)研伸館西宮校にて、脳神経内科医である研伸館OGの滑川 可奈子 さん に、「「医師」という夢の叶え方」について講演をしていただきました。
東大理Ⅱから進学「振分け制度」で医学部へ進学した経歴を持つ滑川さんが、受験生時代のこと、進学「振分け制度」 のこと、医学部生時代、研修時代のこと、そして結婚、妊娠、出産のことなどを語ってくださいました。

研伸館との出会いと受験勉強のスタート

私は、新中1の中学準備講座から研伸館に通わせてもらいました。両親に「勉強しなさい」と言われたことなく、その頃から結構楽しんで勉強していたと思います。中学準備講座で最初に教わったのが松下先生でした。研伸館がすごく楽しく、結局そこから6年間、最終的には全教科通うことになりました。

受験勉強は早めに!

受験を意識したのは、高1の夏休みから秋にかけてです。高3になったら受験生が皆勉強するから、そこから始めたのでは差をつけられないと思い、早めに勉強を始めました。平日の放課後は毎日研伸館が閉館するまで、土日も空いていたら閉まるまでずっと研伸館の自習室にこもって勉強していました。中3までの勉強時間は平均2、3時間ぐらいで、全くしない日もありました。高校になって受験を意識し始めてからは平日が約4、5時間、土日は8~10時間ぐらいは勉強しましたが、徹夜などはしたことがなく、毎日12時には必ず寝ていました。

受験勉強で心がけていたこと

私が受験勉強で心がけていたことは主に3つあります。

1.研伸館でやったことを絶対にものにする

1つ目は、研伸館でやったことを絶対にものにするということです。そのために、授業の翌日と、次の授業の2日前ぐらいにもう1回という風に、1週間に2回復習していました。そして夏期の前には今までの分を全てもう一回復習し直しました。高3では高1・高2の分をやり直すなど、とにかく研伸館の教材を繰り返しやりました。

2.苦手分野は基礎固めが大事!

2つ目は、苦手分野に関しては特に、着実に基礎の土台を作り、その上に少しずつ積み上げていく勉強の仕方をするということです。私は数学があまり得意ではありませんでした。高1までは研伸館のSクラスで勉強していましたが、自分は基礎ができておらず今の学力ではついていけないと気づき、1回Sクラスをやめ、独学に切り替えました。そしてまずは教科書や易しい問題集から始めて基礎を固めました。毎日少しずつでも問題を解き、1つの問題集を最後までやって、それを繰り返す。完璧にできるようになったら、少し難しい問題集にチャレンジするという風に、一段一段積み上げていきました。いろいろな問題集に手を出すより、1冊ずつ丁寧に固めていったほうが効率もよいです。

3.計画的に勉強しよう

3つ目は、計画的に勉強することです。私は「勉強したことノート」を作り、1日ごとにやることを記し、できたら一つひとつチェックをしていきました。研伸館の先生に、「英語は1日やらなかったら1日分以上も落ちていくよ」と言われましたが、他の教科でも同じことが言えると思います。だから、少しずつでも毎日全教科に触れるようにしていました。夏休みの前には、「どの問題集をどれだけやる」というノルマを決めて計画を立てていました。

東大理Ⅱを選んだ理由

東大の進学振り分け制度とは?

 中高生の時は将来何をやりたいかわからず、食料難が来そうだから農学部もいいかなとか思って理科Ⅱ類を希望しました。東大を選んだのは学問をやるなら最高の物を学びたいなと思ったからです。
また、進学振り分け制度という、大学2年生の時にどの学部に行くかを選べるシステムがあるので、それも魅力に感じました。
東大は、理科Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、文Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの6枠で受験をして入学し、2年の後期に入る時に、いろんな学部に進学するという形になっています。理Ⅲは医学部、文Ⅰは法学部というイメージがありますが、実はどの類からでもどの学部に行けるのが進学振り分け制度です。どの類からどの学部へ何人行けるかという定員があり、大学のテストの成績で決まります。だから理Ⅲに入ったらみんな医学部というわけではありません。理Ⅱから医学部への定員は10人しかありませんでした。

理科Ⅱ類から医学部へ

医学部を目指した理由

医学部への進学を決めたのは大学1年後期から2年にかけてで、一生学問をするなら人間の身体について学びたいと思ったのが、志した理由です。
理Ⅱからの10人の枠に入るためにはどうすればよいのかとよく聞かれますが、真面目に勉強するしかないです。私は週3で練習があるオーケストラの部活に入っていて、必ずしも勉強漬けだったというわけではありません。ただ、自分が興味のある科目を履修して、点数を取るようにしていました。語学が好きだったので、ドイツ語、韓国語、セルビア語までやり、頑張って点数を稼いだというのが一応作戦になります。

医学部での学生生活

医学部で6年間学んだこと

大学2年生から4年生は座学がメインです。基礎医学では、人間の皮膚を標本にし、プレパラートを顕微鏡で見たり、組織をスケッチしたり、実際の骨の標本をスケッチしたりすることから始めて、人間の身体の仕組みを学んでいきます。臨床の各科、循環器内科、消化器内科などいろいろな科の病気を学んでいくのもこういう授業形式になります。3年生の時には解剖実習があり、5人くらいが1班になって1人のご遺体を3ヶ月間くらいかけて解剖していきます。
5年生になるとポリクリが始まります。ポリクリは実際に白衣を着て行うベッドサイドでの実習です。5~7人くらいが1班になって2週間ずつぐらいでいろんな科を回り、大学病院の入院患者さんを対象に診察の勉強などをしていきます。
6年生は、ポリクリの残りと卒業試験をやります。卒業試験は期間が長く、数ヶ月に及びます。そして、2月には医師国家試験があります。今は2日間になっていますが、私が受けた時は3日間でした。日本では、実習とか問診の試験はなく、完全にマークシートのシステムです。

一生の仲間との出会い

試験はしんどくつらい思い出ですが、大学時代は楽しい思い出もたくさんあります。ポリクリ班は1年間ずっと毎日一緒に実習していく仲間なのですごく仲良くなります。東大の場合は女子は各班一人ですが、一生のいい友達・仲間になります。

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roynavi.kenshinkan.net

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