物理は見かけの形式変化に惑わされず、本質の追究を!
身近に存在する物理現象に関する問題
平成30年度試行調査・第2問(大問2)~第4問(大問4)は、そのほとんどが「身のまわりで観察される自然現象」もしくは「身近に存在する物理現象」が題材となっています。
具体的には、第2問・Bは「(物理実験室にあるような)2台の台車の衝突」、第3問は「せっけん膜の干渉」および「電波」、第4問・Aは「エレキギターの原理」です。
題材自体は身近に感じられるものである反面、標準的な問題集に掲載されている問題設定とは異なるため、どのように思考すればよいか戸惑う受験生も多いでしょう。
グラフや表を用いて分析する問題
グラフや表が現れる問題自体はセンター試験にも存在しますが、試行調査ではその出題割合が増加しただけでなく、より高度な分析や読み取りを要するものが目立ちました。
対話形式の問題
平成30年度試行調査では、生徒たちの対話が科学的に正しいものとなるように空所を補充していく問題が出題されました。対話形式であるので文章はやや長くなる傾向にあります。
また、対話に沿って出題意図を読み取る必要もあります。教科書では説明に対話形式を取り入れたものも存在しますが、問題として出題されて取り組んだ経験のある受験生は少ないでしょう。
身近に存在する物理現象に関する問題と同じく、受験生が戸惑う可能性のある出題形式です。また、対話形式の問題には、上記の「空所補充形式問題」の他に、「生徒の主張の正誤を判断する問題」「対話からテーマを読みとる問題」が予想されます。
研伸館では…
このような分析を元に、講師が作成したオリジナル教材で実力養成を行っていきます。高3生対象の「共通テスト講座」では、共通テストで出題が予想される形式の問題に触れながら、求められる「思考力・判断力・表現力」を身につけていきます。
表層的な知識やテクニックを教えるのではなく、深く理解することでどんな角度から問われても必要な形で知識を取り出し答えられるようになることを心がけ、指導していきます。
また、高1・高2の授業の中でも、「本質的な理解」を通じて、将来共通テストに対応できるようになる力を身につけていきます。